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女性への支援

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この数十年で女性の社会進出が進み、よりよい社会をつくるために
その一員として大切な役割を果たし、活躍の場を広げています。

一方で、子育てをしながら働くことに悩みを抱えていたり、
経済的な困難や助けを求める相手がいないために
孤立感を感じている女性も少なくありません。

私たちは、一人ひとりの女性に寄り添い、
総合的な活動支援をめざしています。

2016年度 助成プロジェクトのご紹介


  • 支援者育成のためのセミナー風景

    DV被害者支援の拡大を目指して

    DV被害者支援の質向上に向けた人材育成とコミュニティ形成プロジェクト

    公益財団法人 東京YWCA

    DV被害者支援に対する政府の基本的方針に「地域の実情に合った適切な役割分担を念頭にした、都道府県または市町村単位毎の対策」とあるものの、実際基本計画を定めているのは、市では4割、町村では2割にとどまり、「支援センターを設置している」のは、市では2.7%、町村ではなし、となっています。その理由として多くの自治体が、専門の職員の配置が困難であることを挙げていますが、現在の自治体の状況を踏まえると、課題として挙げられるのは(1)対応する職員等に専門知識が求められるため人材育成が必要であること(2)支援センターが未設置の自治体も多く、多数の機関と連携をとった総合的な支援体制が整備が必要であること(3)地域間の格差があること、の3点であると考えます。今回のプロジェクトの活動は、それらの課題に取り組むため下記の2項目を軸とし、政府の基本方針となっている地域での支援の核となる支援センターの設立を促し、DV被害者支援の拡大を図ることを目的としています。
    ① 地方自治体の配偶者暴力相談支援センターが未整備な地域において、将来の支援センターの中核となりうる、体系的かつ実践的な支援スキルを身につけた「支援者」を育成する。② 各地の取り組みと成果を広く共有することで地域間の情報共有を促し、地域格差を減らす。


  • DVなどの被害者に適切なこころのケアを行い経済的・社会的自立をサポート

    DV等によりトラウマを抱える女性が回復するためのより良い環境を全国各地に整えるためのプロジェクト

    特定非営利活動法人 レジリエンス

    DV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待、モラル・パワーハラスメントなどの被害に遭った女性を対象に、こころの傷つきやトラウマへの対処法を提供する「こころのcare講座」を中心に、有用な情報の普及活動を進めています。それに伴い、この講座を開催できる知識を持つファシリテーター(進行役)の養成を推進。2015年は社会的に複雑な課題を抱え、その中でDVなどの被害が多いとされる沖縄で講座を開催しました。また、一方で12テーマを学んだ研修修了者の数を沖縄を含め全国で増やしたものの、研修内容を活用しきれていないという問題が浮上し、2016年2月~7月にかけて東京、福岡、札幌、宮城、名古屋、大阪でフォローアップ研修を実施しました。参加者がより明確で実現可能な支援計画をたて、より質の高い情報を被害者へ提供することで予後の質を上げるなどの具体的支援につなげています。全国各地で研修内容を実践的に活用する支援者の数を現状より66名増やしたことで、より良い支援を受けることができる被害者の数を現状より30862名(年間)増やします。

2015年度 助成プロジェクトのご紹介


  • 2015年度 助成プロジェクトのご紹介 DVなどの被害者に適切なこころのケアを行い経済的・社会的自立をサポート

    DV等によりトラウマを抱える女性が回復するためのよりよい環境を全国各地に整えるためのプロジェクト

    特定非営利活動法人 レジリエンス

    ファシリテーター養成研修の様子DV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待、モラル・パワーハラスメントなどの被害に遭った女性を対象に、こころの傷つきやトラウマへの対処法を提供する「こころのcare講座」を中心に、有用な情報の普及活動を進めています。それに伴い、この講座を開催できる知識を持つファシリテーター(進行役)の養成を推進。
    2015年は、沖縄県でこころの傷つきを抱える人が適切なケアを受けて、こころの回復を支援するスキルを養う研修を完了させました。ファシリテーターが研修を通じて学んだことを活かし、各地域で有用な情報を提供できる環境を整えることで、DVなどの被害者が本来の能力を回復し、経済的・社会的に自立していくことをめざします。

2014年度 助成プロジェクトのご紹介


  • シングルマザーの居場所づくりとサポーター養成事業

    シングルマザーの皆さんが子どもたちと一緒に生き生き楽しく

    特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ

    シングルマザーの方の多くが、経済的な悩みを抱え、社会的にも孤立しやすい状況に置かれています。
    そこで、シングルマザーが就労や子育てなどに関する悩みを互いに相談し合い、解決に必要な情報が得られる居場所づくり(相談会)を全国各地で行っています。
    同時に、こうしたシングルマザー支援活動が地域でより効果的に行われるよう、地方市民団体の職員などに対してスキルアップ講座を実施しています。


  • こころのケア講座

    傷ついた心を癒し自分らしく輝くための講座を広めています

    特定非営利活動法人 レジリエンス

    DVや虐待などはなぜ起こるのか。暴力はどんな影響をもたらすのか。DVや虐待、パワハラなど、さまざまな原因による傷つきからの回復のための方法などについて、ファシリテーター(進行役)とともに学び考え、女性自身が自分のパワーを再認識し、新しい自分の姿を見つけていく講座です。
    さらに、講座が実施できるファシリテーターの養成も行っています。


  • ひとり親家庭への就労支援事業

    ひとり親家庭への幅広い就労支援で経済的な自立をサポート

    一般財団法人東京都ひとり親家庭福祉協議会

    ひとり親家庭とは、母親または父親の片方いずれかと、その子どもからなる家庭をいいます。そして、ひとり親家庭にとって、大きな問題となるのが経済的な不安です。そんなひとり親家庭の経済的自立を目的として、女性を対象とした就労支援事業を実施しています。
    具体的には、資格の取得支援、看護師への道セミナー、パソコンの使い方講座、メールの書き方講座、ひとり親同士の交流会などを実施しています。


  • 親子のためのストレスマネジメント講座

    ストレスとの上手な付き合い方からよりよい子育て・教育を支援

    特定非営利活動法人えじそんくらぶ

    現代社会で生きている以上、誰もが何らかのストレスを受けており、それを避けて通ることは簡単ではありません。しかも、そんな親をはじめとする大人のストレスが、感受性豊かな子どもに対して大きな影響をおよぼすことも少なくないのです。
    大切なのは、ストレスを効果的に軽減し、上手に付き合っていく方法を知ること。
    講座では、子どもはもちろん、子育てに関わる大人のストレスをマネジメントすることで、「よりよい子育て」「よりよい教育」ができるようサポートしています。


  • 一般財団法人東京都ひとり親家庭福祉協議会様 より

    ひとり親家庭の幸せを支える真に必要なご支援に感謝

    ジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会様からのご支援をいただき、ビジネスに役立つ資格についてのセミナー「資格が就職に有利って本当?」、看護師への再就職を支援する講座「看護師への道」などの事業を開催することができました。ありがとうございました。
    当法人は、皆さまのご支援や先人の先輩方の努力によりひとり親支援の活動を続けていますが、子どもの貧困そしてひとり親家庭の貧困が深刻化する中で、御社からのご支援は、時宜にかなったものであり、より必要な支援をひとり親家庭の皆さんへ届けることのできる貴重なご支援です。今後ともひとり親家庭の親と子どもたちが幸せな生活を送れるよう、よろしくお願いいたします。

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  • JCI支援担当者 より

    これからも多くの方々のよりよい人生のためにできること。

    私自身ひとり親家庭の事情をよく知らない状態から引き継ぎを行い活動を進めてまいりました。
    無知な私にも親切にひとり親家庭を取り巻く問題や団体運営の思いなどを教えていただき、たいへん勉強になりました。
    ジョンソン・エンド・ジョンソンからは、ひとり親家庭の親御さんに対するスキルアッププログラムへの支援や、弊社会議室の貸し出しなどさまざまな形で協力させていただきました。こういった機会から取り組まれている課題の大きさ、難しさを知るとともに、それに対して真摯に向き合っていらっしゃる姿勢を拝見し、学ばせていただくことが多かったのも事実です。
    解決すべき課題は多いですが、今後とも多くの方々がよりよい人生を過ごせるような活動を続けていただければと思います。

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